変化の時代に問いかける、「変わらないひかり」の価値
GOMA氏は、オーストラリア先住民の伝統楽器ディジュリドゥの奏者として国内外で高い評価を得る一方、2009年の交通事故をきっかけに高次脳機能障害を発症し、活動休止を経験。
記憶の混乱や意識の変容と向き合うなかで、GOMA氏が繰り返し見たのが「ひかりの世界」であり、その光景を書き留めるようにして生まれたのが現在の点描画作品群です。
GOMA氏の作品は、目に見える風景の再現ではなく、言葉にならない感覚や記憶、そして内面の深い領域を可視化する表現として、多くの人に再生や希望の感覚を届けてきました。本展は、GOMA氏が発表し続け、多くの人々に再生への希望を届けてきた「ひかりの世界」の最新章です。

Acrylic on Canvas

Mixed Media/crystallized quartz

Acrylic on Canvas

Acrylic on Canvas
ゴールドウインとの対話から生まれた本展では、激変する現代社会において、あらためて「変わらないもの」の価値を問い直します。
サブタイトルにある「変わらないひかり」とは、変化や喪失を経験してもなお失われることのない、人の内側に灯り続ける希望や可能性へのまなざしが込められています。
<開催概要>
展覧会名|ひかりの世界 ―変わる世界、変わらないひかり―
会 期|2026年7月3日(金)~7月28日(火)
※7月18日(土)はイベントのため16時閉館
会 場|株式会社ゴールドウイン1階イベントスペース(東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル)
開館時間|11:00~19:00
料 金|無料

<アーティストプロフィール GOMA|ゴマ>
画家、ディジュリドゥ奏者。
1998年、オーストラリアのバルンガ・ディジュリドゥ・コンペティションで準優勝し、ディジュリドゥ奏者として国内外で活動を開始。
2009年、交通事故により高次脳機能障害を発症し、活動を一時休止する。事故後まもなく、それまで経験のなかった緻密な点描画を描き始める。描き出すのは、事故の影響で意識を消失した際に繰り返し見る「ひかりの世界」。
自身の内面で起きている現象を視覚化する試みを続けている。その独自の創作背景は、2018年に出演したNHK Eテレの番組内にて「後天性サヴァン症候群」の一つとして紹介された。
主な活動に、映画『フラッシュバックメモリーズ3D』(2012年東京国際映画祭観客賞)、TOKYO 2020 パラリンピック開会式での「ひかるトラック」入場曲の担当など。
美術分野では、新宿高島屋(2018年、2019年)、PARCO MUSEUM TOKYO(2022)、GYRE GALLERY(2024)、しもだて美術館(2026)での個展のほか、インディアアートフェア(2026)にも出品。作品「青華曼荼羅」は常陸国総社宮に収蔵されている。