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CULTURE

【ATELIER MUJI】「ととのう」の本当の意味を探して。日常を必要十分に近づける、3つのセクションからなる体験型企画展が開催

情報やモノが過剰に溢れる現代、私たちは何を基準に心地よさを測ればいいのだろうか。「無印良品 銀座」内のATELIER MUJI GINZAにて、2026年5月31日(日)まで開催されている『ととのう』展は、そんな問いに対する一つの道標だ。「空間」「心身」「人それぞれ」の3つの視点から、何かに頼り切るのではなく、自分にとっての「必要十分」へ立ち返るプロセスを提案する。

「足す」でも「削ぐ」でもない、バランスの調整

本展が定義する「ととのう」とは、極端な断捨離や豪華な装飾ではない。それは「自分にとっての必要十分に近づけていく行為や姿勢」そのものを指す。無印良品が長年掲げてきた「これがいい(強欲)」ではなく「これでいい(理知的な満足)」という思想に基づき、日常の解像度を調整し、平熱の自分を取り戻すためのヒントを提示している。

五感を研ぎ澄ます「茶室」と体験の場

会場内には、日本の美意識の象徴である「茶室」をテーマにした空間展示が登場。視覚的な情報に偏りがちな現代人の意識を、聴覚や触覚、あるいは内面へと向けるための仕掛けが用意されている。空間そのものが持つ静寂に身を置くことで、自分の感覚がどこにあり、今何を感じているのか。そんな根源的な気づきの場が、銀座の街に現れる。

他者の「工夫」から見つける、自分だけのヒント

生活者、生産者、そして無印良品のスタッフ。立場の異なる人々が、日々の暮らしのなかでどのように「ととのう」を実践しているのか。無印良品公式サイトの読み物とも連動し、リアルな工夫や知恵が会場内に集結している。他者のささやかな習慣のなかに、自分のくらしをより良い方向へ「ととのえる」ための新しい発見があるはずだ。

『ととのう』展

会期:2026年3月20日(金)- 2026年5月31日(日)
営業時間:11:00-21:00 
会場:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2  入場無料
※休館は店舗に準じます。会期や時間などの予定変更など、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。

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