ピカタのアンニュイさと儚さとエロさ
- INTERVIEW
【PROFILE】ピカタ(Pikata)。名古屋出身。1997年7月17日生れ。高校、大学は家政系の学校へ進学、ファッションやデザイン、服作りなどを学んできた。猫のように気まぐれ、かつ、喜怒哀楽がはっきりしている性格。
–ピカタさんがイラストに興味をもったきっかけを教えてください。
小さい頃から絵を描くことは大好きでした。おそらく人生で初めて描いたイラストは「えのき」です。勉強はできなかったのですが、図工や美術の授業は大好きでした。先生に褒められた記憶があります。そこからは英語の時間なんかも授業も聞かずに落書きばっかしてました。当然テストの点数は下がる一方でした。
–イラストを描く時意識していることは?また題材のインスピレーションはどこから?
とにかくアンニュイさは意識しています。アンニュイさと儚さとエロさを絶妙におりまぜて、いろんな人が見た時にいろんな感情が生まれるようにしよう、と意識しています。あとは愛をたくさん詰め込みます、まるで我が子のように。
題材のインスピレーションは、基本自分の頭にピンと思い浮かんだものだったりします。街中でみる人の姿も、インスピレーションの一つです。どタイプの人がいると、思わず描きたくなってしまいます。あとは、自分の撮った写真だったり、撮ってもらった写真だったり、音楽だったりです。Pinterestというアプリも見ます。Pinterestはおしゃれの宝庫なので、とても勉強になります。Pinterest様様です。
–ピカタさんにとってシンプルの定義とはなんですか?
「描き込みすぎない、色を使いすぎない、余白を作る」です。
–今回描いたイラストのコンセプトを教えてください。
果物を使った絵が描きたいなと漠然と思っていました。りんごが禁断の果実と言われているように、どこか気怠げで秘密の花園のような…りんごのような女の子たちを表現したくて描きました。
あと、りんごは自分が毎日食べているものでもあるので取り入れてみました。
–ピカタさんの「座右の銘」は?
「10回斧で叩いて倒れない木はない」です。
諦めなければいつか上手くいく、というような内容だった気がします。私、本当に落ち込みやすく、へこたれやすい性格なので弱気がデフォルトなんです。でもそれでも諦めなかったらいつかはきっと上手くいくんだよ、って思えば、不思議と上手くいくもんなんですよね。粘り勝ちじゃないけど、諦めないの大事です。何よりの才能は諦めない努力です。
–ピカタさんが幸せを感じる時は?
自分の好きな絵を描いている時や、ご依頼いただいたイラストをご依頼者様が実際にアイコンなり名刺だったりに使用していただいている時はとても幸せです。あと、絵が上手くかけた時は幸せというか、喜びを感じます。自画自賛を積極的にしていくスタイルです。
–イラスト以外でアートワークしていることや興味を抱いているコトはありますか。
服飾の学校出身なので、自分で作った服を売ることは興味あります。実際にシャツなどは自分で作ってよく着ています。
ジャケットやパンツなども作れるので、そこに自分で描いたイラストをプリントなり刺繍なり、直にペンとかで描いたりするお洋服などもいつかは出したいと思っています。
–今後挑戦してみたいことは?
個展、雑誌などの挿絵、表紙のイラスト、CDジャケット、ポスター、服やエコバッグなどのグッズ製作はかなりやりたいです。
街を歩くと自分の絵があるという世界に憧れを抱いているので、ぜひやってみたいですね。
–ピカタさんが取り組んでいるサステブルは?
エコバッグと水筒は持ち歩いています。
服を買う時にも、その背景を気にしたりします。サスティナブルな素材を使用しているものだったり、環境に優しい方法で作られているものを買うようにしています。
サスティナブルな活動をしていくことはとても素敵なことだと私は思います。最近よく耳にもしますし、ずいぶん定着してきたと感じます。ただ、その言葉の意味を知らない人も多くいることも事実です。もっと認知が深まれば地球温暖化の問題も多少食い止められるのではないかな、と思います。
–Blazevyの読者へメッセージをお願いします。
今回ご縁があってこのようなインタビューをさせていただきました。好きなことをやっていたら、気づいたらこんなことになっていました。
やりたいことや好きなことがある人は、それだけで武器になります。諦めずに挑戦していくという勇気を持っていただければと思います。
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