MetaおよびEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)は、AIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」および「Oakley Meta」を、2026年5月21日より日本で発売すると発表した。
今回日本で展開されるのは、日常使いを想定した「Ray-Ban Meta(Gen 2)」、度付きレンズ対応の「Ray-Ban Meta Optics(Gen 2)」、スポーツ・アクティブシーン向けの「Oakley Meta HSTN」「Oakley Meta Vanguard」だ。
いずれも、カメラ、オープンイヤースピーカー、マイク、Meta AIを搭載したスマートグラスで、写真・動画撮影、音楽再生、通話、メッセージ送信、音声によるAIアシスタント操作などに対応する。
スマートフォンを手に取らずに情報取得や記録ができる点が特徴で、AIグラスが日本市場でも本格的に普及するきっかけとなりそうだ。
Ray-Ban Meta(Gen 2)は12MPカメラと3K動画撮影に対応


Ray-Ban Meta(Gen 2)は、1200万画素の超広角カメラを搭載し、写真撮影や3K Ultra HD動画の撮影に対応するAIグラスだ。
Meta公式ストアの製品情報でも、12メガピクセル超広角カメラ、3K Ultra HD 30fpsでの動画撮影、最大8時間のバッテリー駆動、充電ケース使用時の最大48時間延長が案内されている。
フレームにはオープンイヤースピーカーと5つのマイクが内蔵されており、音楽再生や通話、音声操作をハンズフリーで行える。
周囲の音を完全に遮断しないため、イヤホンとは異なり、外出中や移動中でも周囲の環境を認識しながら使いやすい設計だ。
また、「Hey Meta」と話しかけることで、Meta AIに質問したり、見ているものについて情報を得たり、写真・動画の撮影、通話、メッセージ送信などを音声で操作できる。
ただし、Meta公式は日本展開にあたり、一部機能について「他国で利用できる機能が日本では利用できないもの、今後順次展開となるものがある」と注記している。
サングラスから度付きモデルまで展開。Ray-Banらしいデザインも維持


Ray-Ban Meta(Gen 2)は、サングラスモデルとオプティカルモデルの両方を展開する。
サングラスモデルは、Wayfarer(ウェイファーラー)、Skyler(スカイラー)、Headliner(ヘッドライナー)の3スタイル。
サングラスレンズ、クリアレンズ、偏光レンズ、Transitions Gen S調光レンズなどを選べる。
度付きレンズに対応するRay-Ban Meta Optics(Gen 2)では、Blayzer Optics(ブレイザー オプティクス)とScriber Optics(スクライバー オプティクス)を用意。
軽量かつスリムな設計で、交換可能なノーズパッドや調整可能なテンプルチップを備えるなど、日常的に長時間着用しやすい仕様になっている。
スマートグラスというとガジェット色の強いデザインを想像しがちだが、Ray-Ban Metaは既存のRay-Banらしい外観を保ちながら、AI・カメラ・オーディオ機能を組み込んでいる点が大きな特徴だ。
Oakley Metaはスポーツ向け。HSTNとVanguardの2モデルを展開


Oakley Metaでは、HSTN(ハウストン)とVanguard(ヴァンガード)の2モデルが日本で展開される。
Oakley Meta HSTNは、1200万画素カメラとオープンイヤースピーカーを内蔵し、IPX4の防水性能を備えたモデル。モデルによっては、コントラストを高めるPRIZMレンズも搭載される。
一方、Oakley Meta Vanguardは、よりスポーツ・パフォーマンスに寄せたモデルだ。


122度の視野角を持つ1200万画素カメラ、高音量のオープンイヤースピーカー、風切り音を低減する機能、IP67の防塵・防水性能を備え、ランニングやサイクリングなどのトレーニング中でも使いやすい設計となっている。
日常使いを重視するならRay-Ban Meta、スポーツやアウトドアでの使用を重視するならOakley Metaという選び方が基本になりそうだ。
日本での発売日・販売チャネル・価格
Ray-Ban Meta(Gen 2)およびOakley Metaは、2026年5月21日より、レイバンおよびオークリーの直営店、公式オンラインストア、全国の正規取扱店、Meta.comで販売開始予定。
Metaの認定小売店では、6月4日よりオンライン先行で販売される。
価格はすべて税込で、Meta公式発表では以下の通り。
| 製品名 | 価格 |
|---|---|
| Ray-Ban Meta(Gen 2) | 73,700円~ |
| Ray-Ban Meta Optics(Gen 2) | 82,500円 ※度付きレンズ別売り |
| Oakley Meta HSTN | 77,220円~ |
| Oakley Meta Vanguard | 96,580円~ |
Impress Watchも、Ray-Ban Meta(Gen 2)は73,700円~89,100円、Ray-Ban Meta Optics(Gen 2)は82,500円、Oakley Meta HSTNは77,220円~92,620円、Oakley Meta Vanguardは96,580円と報じている。
AIグラスは日本で普及するのか
AIグラスは、スマートフォンの次に来るウェアラブルデバイスとして注目されている。
特にRay-Ban MetaやOakley Metaは、既存のアイウェアブランドのデザイン性を活かしながら、カメラ、音声AI、オーディオ、通話機能を統合している点が強い。
スマートウォッチが「腕時計」にテクノロジーを溶け込ませたように、AIグラスは「メガネ」に情報取得・記録・コミュニケーション機能を組み込む。
日本ではメガネやサングラスが日常的に使われていることもあり、デザインやプライバシー面への理解が進めば、スマートグラス市場の拡大につながる可能性がある。
一方で、カメラを内蔵するデバイスである以上、撮影時の周囲への配慮は欠かせない。
Impress Watchによると、Ray-Ban Metaでは写真・動画撮影時にフレーム前面のLEDライトが点灯し、周囲に撮影中であることを知らせる仕組みがある。
Ray-Ban MetaとOakley Metaの日本発売は、AIグラス普及の大きな一歩
Ray-Ban Meta(Gen 2)とOakley Metaの日本発売は、AIグラスが一部のガジェット好きだけでなく、日常生活やスポーツシーンに広がっていく重要な節目になりそうだ。
Ray-Ban Metaは、日常使いしやすいデザインとAI・カメラ・オーディオ機能のバランスが魅力。
一方、Oakley Metaは、ランニングやサイクリングなどアクティブな利用シーンを想定した耐久性とパフォーマンス性が特徴だ。
AIとウェアラブルデバイスの距離がさらに近づくなかで、スマートグラスは「スマホの代替」ではなく、スマホでは拾いきれない日常の瞬間を自然に記録し、必要な情報をその場で受け取るための新しいインターフェースになっていくかもしれない。