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ミシェル・ゴンドリー監督のミュージックビデオを観ないなんて、もったいない! ※アーカイブ

ミシェル・ゴンドリーのMVで最高のクリエイティブと音楽に触れてみませんか。

20年以上前の作品でも、その色褪せないセンスとアイディアに驚愕するはず。MVから発しているパワーを浴びると「クリエイティブな何かを作りたくなる」そんなやる気ももらえるはずです!

私がデザイナーの駆け出しの頃、毎晩遅くまでの残業のためクタクタな状態で帰宅していました。寝る支度をしている深夜1時から2時までの1時間ほど、写真にあるミシェル・ゴンドリーのDVDを繰り返し見ていました。その時間にどれだけ癒され、元気をもらえたことか…。突き抜けた想像力溢れるアイディアの作品に触れると「自分もすごいものを作ろう!」と、いつもやる気をもらっていました。

ミシェル・ゴンドリーってどんな作品をつくっているの?

ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)は、1963年フランス・ヴェルサイユ出身の映画監督・脚本家・映像作家です。

自身がドラマーをしていたロックバンド「Oui Oui」のMVを作るところから監督業をスタートさせます。それがビョークの目に留まり、ビョークのMVを制作する事になりました。

◉ björk「human behaviour」

1993年に発表したビョークの「human behaviour」が評判になり、以来ビョークのMVを多数制作しています。ハリネズミやクマが出てきて、不思議かわいいミシェルゴンドリーの世界とビョークのかわいさがマッチしています!

◉ The Chemical Brothers「Let Forever Be」

大好きなMVで、私のミシェル・ゴンドリー好きはこの作品から始まりました。女の子の日常が不思議な世界と混ざって、キュートでヘンテコでオシャレな感じがクセになるMVです。

◉ The Chemical Brothers「Star Guitar」

The Chemical BrothersのMVも多数制作しています。

「Star Guitar」は音を可視化して、音と映像が見事にシンクロしています。公開当時にこの見事な背景とのリンクに気づいた時はとても驚きました。

メイキング映像がとっても興味深くて見入ってしまいました。1つ1つの分解した音を紙にペンで記入してアイディアをまとめています。ビデオテープ、フォーク、オレンジ、缶詰などを使っている、アナログ感のあるテスト映像がすでに面白い。アイディアと発想が素晴らしいと、完成したMVがあんなにかっこよくなるなんて、さすがです!

◉ Daft Punk「Around the World」

ミイラや骸骨の格好をしたダンサーが、分解した曲の音を可視化して踊るMVです。ダンスがコミカルで気分が明るくなるから、心身ともに疲れた時におすすめです!(ぼーっとずっと観ていたい。)

ダンスの練習やセットの設営などの舞台裏が見れて、メイキングを見ていてもワクワク。ゆっくり音楽を流して撮影して、それをスピードアップしているからダンサーの動きがより面白い動きになっているんですね。

◉ The Chemical Brothers 「Got To Keep On」

10年以上前の映像ばかりが続いたので、最近(といっても2019年)のMVをご紹介します♪ファンクに踊りるダンサーの衣装が白くなっていき、かたまりになって、白い液体に…。後半の展開が面白いのでぜひ最後まで観てみて。

他にも、ザ・ローリング・ストーンズ、レディオヘッド、フー・ファイターズ、ホワイト・ストライプスなど、世界的なビックアーティストのMVの監督を手がけます。

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ミシェル・ゴンドリーのMVを観ていると「全力で作品と向き合ってつくる」という大切さに改めて気づかされます。

誰でも気軽に映像作品が作れる今だからこそ、軽やかにそしてコツコツと何か作品をつくり続けていきたいなと。ミシェル・ゴンドリーのMVをみた後は、いつもクリエイティブな何かを作りたくなります。

2021.11.22掲載コラム
Text:canちゃん