はじめまして、永野麻尋です
私は今オランダに留学していています。来年2023年2月までの1年間、オランダに滞在する予定です。なぜオランダ?、、ざっくり「ヨーロッパにいきたい!」という思いがあったのではじめはイギリスに行こうとしていましたが、IELTSの点数が足りずいけませんでした(笑)
そこで今回はなぜオランダを選んだのかについて書きたいと思います。
私はニュージーランドに中学生、高校生の時に 行ったことがあります。ホームステイで二週間ほどの滞在でしたがとてもいい経験だったと思います。中学生の時はweekendに毎回観光名所に連れて行ってもらいました。それこそ本当に‘お客様’として扱ってもらえたのです。そして中学生の時は部活がとても忙しくて自分にとっては休暇のような現実逃避のようなものでした。あわただしい毎日から逃げて自分のことを誰も知らない場所へ行きたかったのかもしれません。
高校生になってさらに忙しくなりましたが、もう一度あの場所へ行くと決めました。でも全く中学生の時とは違うものでした。高校生になった途端、ホームステイ先の子供たちは成長していて外国人の私など珍しいものでもないようでした。向こうから興味を持って話しかけてくれることもなく、休日に遊びに連れていかれることもありませんでした。ただただ家の手伝いをさせられました。なにもスペシャルなものを感じませんでした。自分は思い出を美化しすぎていると思いました。
帰り際にホストマザーにちょっとはなさない?といわれ二人で話しました。
“楽しかった?こちらの生活は”
楽しかったと答えると、マザーは “本当に?”といって顔を覗き込んできました。
私がなにを聞きたいのかわからず黙っていると、
“正直言って楽しくなかったと思う、手伝いや子供たちの面倒ばかりさせていたから。でも私は毎週観光場所に連れていったりしたくなかった、それはこちらでの生活の幻想だから。私はあなたを私たちの‘家族’として接した、お客様でなく。もちろん文化や歴史を学ぶことはいいことだと思うけど、あなたの住んでるところとこちらは何も変わらないの。ここよりもっといいところなんてなくてどこにいても同じなの。私はご飯を作って仕事にいって子供たちを学校に連れていき、むかえにいきご飯をつくって家事をして眠る。あなたのお母さんと何か違うところはある?結局どこにいても同じなの。自分が何をするか、なの。”
といわれずしっときました。そこの家族はこれまで何度もホームステイの受け入れをしている家であったと後から聞き納得できました。
そこで私はそのときから、留学先は問題ではなく、どこにいても自分が何をするかが大事だと考えています。オランダは、行きたかったイギリスに近い国を上から順番に書いて抽選で当たったような国です。適当だと思われるかもしれませんが事実です。
しかし、実際一か月しかまだ滞在していませんが、オランダのことがとても好きです。私が重いスーツケースを持って階段を上がっていると、走って手伝うよと人が声をかけてくれます。階段を上まで上がった後、じゃあねとまた下っていきました。電車はもう行ってしまっていました。私のせいで乗り遅れてしまって申し訳ないと思っていると笑顔で手を振ってくれました。泣きそうになりました。私も人が困っていたらどんな状況であろうと助けて行きたいなとこの年になって恥ずかしいですが気づいたんです。
BLAZEVY (The Mind Closet)を通して自分が体験したこと、過ぎていってしまったことを、その場にとどめ記憶が消えていかないことに安心し私はこれから色々なことを体験して行きます。そしてこの経験をシェアして少しでもみんなの背中を押すキッカケになれば嬉しいです!