オーストラリアの選挙と日本の選挙。ー政治と社会の空気

オーストラリアの選挙と日本の選挙。ー政治と社会の空気

こんにちは、あないすみーやそこです。この記事を書いている今は7月初め、日本の選挙の直前です。私は在外公館でちょと早めの投票をしてきました。オーストラリアでもつい最近選挙があったばかりなので、印象的だったことをシェアしてみたいと思います!

投票が義務付けられている

投票率は毎回90パーセントを超えているそうです。(参考🔗)今回の選挙では96.8%でした!ちなみに罰金は20ドルほどです。

政治の話がしやすい空気

これは彼らの付き合いのある層がそういう人たちだったとも言えるかもしれませんが、少なくともタブーな感じがありません。

インフルエンサーから一般人までみんな普段から政治の考えをSNSなどでも載せてたりする。人によっては自分が投票する先の党をがっつり公言してたりもする。

テーマカラーがある

今回の選挙で話題になったのは無所属の人たちのteal(ティールブルー)でした。おもな党ごとのカラーがあるのはキャンペーンもやりやすそうです。

気候変動、女性の人権がキーワードだった

開票速報、選挙特番を聞いていて何度も何度も聞こえてきたのが「Climate Change」「Gender Equality」でした。
また、労働党の勝ちが決まってからのペニー・ウォン議員のスピーチ「a government that will act on Climate Change. a government for women」これを聞いた時、こんな言葉を日本で聴けたらいいのに!と思いました。

気候変動ーClimate Change

ここ数年間オーストラリアは山火事、洪水と前代未聞なレベルの大災害が起きていて、前政権は(スコットモリソン首相)その対応については強く批判されてきました。日本も気候変動の影響で水害の被害が大きくなっているし、夏は激しく暑く、と今年は特に変化を強く感じている人も多いかもしれません。でも、「気候変動対策をどうするか」がキーワードにはなってない辺り、メディアが気候変動を積極的に伝えていないからなのかなと思っています。気候変動はとても深刻で、個人の負担ではどうにもならないレベルなんだと、もっと報道して欲しいなと思います。

ジェンダー平等ーGender equality

女性の人権、というと印象的だったたことが。性被害にあったサバイバーの方がアイコニックな存在になっていました。彼らのスピーチは選挙前にもかかわらず、かなりはっきりと現政権を批判するような内容もあったので、圧力がかかっていたことも報道されています。日本で言えば伊藤詩織さんのような存在ですが、社会の反応は全く違うことが興味深かったです。被害を訴えた後に攻撃され日本にいることが危険になり海外に住まざるを得なかった伊藤さんと、みんなに応援されたグレーステームさんとブリッタニーヒギンズさん(もちろん、差別的な意見を持つ人たちによる攻撃が無かったと言うわけではないです。)グレースさんは、Australian of the year(今年のオーストラリア人という賞) にも選ばれました。本当なら酷い体験をした本人がこんなに頑張らなきゃいけないなんておかしいことですが、オーストラリアの社会が日本に比べて健康的だと強く感じたニュースのひとつです。日本で例えれば、杉田議員のような人を党が擁護するというのも考えられないことなのです。

オーストラリア人の友達のエピソード

友人の中に、投票会場と、開票の仕事をした人たちがいました。

この言葉を聞いたときに、感動してしまいました。

なぜ日本のみんなが政治に無関心なのか、やっぱり教育と報道だと思うのです。オーストラリアの報道もさまざまですが、こう言った内容が注目されてることからも違いを感じます。芸能人のゴシップは知ってるのに政治の話は知らない。忙しい毎日を送っていればわざわざ調べ上げて。。なんてことも難しいのかなと思います。ではなぜこんなに忙しくしないと生活できない社会なのでしょうか?

最後に、私はオーストラリアに住んでいても国籍がないので投票ができません。日本にも、投票したくてもできない人はたくさんいるはずです。そう言う人たちのためにも、どうか投票に行ってきてください。今回行けなかった人は、次回までにすこしずつでもいいのでニュースをチェックしてみたりしてみてください。

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People

東京生まれ、女子美術大学卒業。シドニーと東京の二都市を拠点に、デジタル、水彩、アクリル等を用いて制作。書籍やWebのイラストレーション他、エッセイ、グッズデザイン、アニメーション、LINEスタンプ、ジン制作等もしています。

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