BLAZEVY(ブレイズヴィ)- 見えてないとこジャーナル

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今日のパスワード #26 傘とバス停

ブレイズヴィ編集の楮原(カゾハラ)が、その日気づいた発見をひも解いていくようなエッセイを投稿。忘れかけた今日のパスワードをひも解きます。

雨の住宅街を通るバス停には、いつも老若男女問わず列を作り、寒い中バスが来るのを待っている。
私はそんな中、暖房の効いた車でさーっと「寒そうだな〜」なんて思いながら通り過ぎ、なんだか申し訳ない気持ちにもなることがある。同時に、向かう先は駅方向であり、私も同様なので、「乗せてあげられたらな」と思うことがよくある。

求められていないけれど、求めている。
求められているけれど、求めない。

これって自己中心的なのかな、と。
わかりやすい例が、ヒッチハイクをする人を乗せたいかどうか。
彼らは乗りたいと求めている、しかも困っている。でも、私の心の奥には「がんばれ!」で終わってしまう。
しかし、雨の寒い中、バス停で待っている人を見ると、「乗せてあげたい」と思う。不思議なものだ。

さて、今日もよろしくお願いします!
何事も逆の立場になった時、自分がどう思うのか常に検証が必要ですね。