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オマールEBIジン日本解禁、ベルギー発クラフトジンが甲殻類を蒸溜する理由

2026年3月18日、「オマールEBIジン」が日本市場に解禁された。

販売元は株式会社アレグレス(東京・渋谷)で、大西洋沿岸で水揚げされた天然のオマール海老を約60kg使用したベルギー産のクラフトジンだ。容量500ml、アルコール度数40%、希望小売価格7,920円(税込)。

クラフトジンのボタニカルにオマール海老を選んだ必然

クラフトジンの世界ではここ十数年で使用されるボタニカルの幅が劇的に広がり、茶葉、海藻、ハーブ、花と素材の多様化が続く中で、甲殻類の食材を主役に据えたジンはほとんど存在しない。

開発を手がけたのはベルギーのソムリエ出身の創業者が率いるスピリッツ開発チームで、料理と香りの関係性を軸に素材起点で液体を設計するアプローチをとっている。

このジンの発想の起点がブイヤベース(フランス・マルセイユの魚介スープ)にあるというのは象徴的で、料理の文法でスピリッツを考えると、甲殻類の出汁というコンセプトは自然に導き出される。

工程を分けることで個性を守る

オマール海老由来の成分は他のボタニカルとは別工程で蒸溜され、それぞれの個性を引き出した後に最終段階でブレンドすることで、甲殻類の旨味を残しながら全体として調和する味わいに仕上げている。

使用ボタニカルはオマール海老に加えてジュニパベリー、パセリ、コリアンダー、レモングラス、レモンピール、ラベンダー、シナモン、ホワイトペッパーなど。

開栓直後は甲殻類を思わせる特徴的な香りが立つが、トマトや柑橘と組み合わせることでUMAMIの輪郭として液体の中に溶け込んでいく。

セイボリーカクテルという楽しみ方

このジンのポテンシャルはカクテルで引き出される。推奨する飲み方は以下のとおり。

ロブスタートニック

甲殻類の旨味とトニックの苦みが重なるセイボリー(塩味・旨味)カクテルの入口。

レッドロブスタースナッパー

ブラッディマリーの発展形で、トマトジュースとの組み合わせでUMAMIが前面に出る。

スープを想起させるカクテル

液体料理としてのジンというブランドの思想が最も色濃く現れる飲み方。

セイボリーカクテルというジャンルはバーシーンで注目されているが、日本の家庭でそれを体験できるボトルはまだほとんどない。

ブイヤベースへのリスペクトから始まりベルギーの蒸溜技術で実現したこのボトルは、料理とスピリッツの境界線を問い直すプロジェクトとして、「一杯で記憶に残る体験」という言葉を実感として届けようとしている。

※甲殻類アレルギーの方はご注意ください。

商品情報:500ml / アルコール40% / 7,920円(税込) / ベルギー製
販売元:株式会社アレグレス
公式サイト