世界でも類を見ない独創的な技法で作品制作を行うアーティスト市川孝典がGallery COMMONにて個展開催
CHANEL、TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.などトップブランドとの協業でも知られる市川の本展覧会は、温度や太さなどで60種以上の線香を使い分け、下書き無しで和紙を焦がしながら描く「Scorch Paintings (線香画)」シリーズや、絵の具を重ね、色の積層を削り落とすことで下層のイメージを浮かび上がらせる「Scrape Works」シリーズを発表する大規模な個展となります。
<展覧会概要>
市川孝典「 DELUSIONAL murmur (#003)」
2024年2月10日(土)~3月10日(日)
オープニングレセプション:2024年2月9日(金)19:00-21:00
開廊時間: 12:00-19:00 (水~日) *月、火 休廊
Tel: +81 03 6427 3827
住所:150-0001東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
contact@gallerycommon.com
www.gallerycommon.com
<作家プロフィール>
市川孝典(いちかわ こうすけ)
主に紙を素材とし、メディウムとイメージ、実験的な技法を駆使して記憶の脆さと儚さを浮き彫りにすることで、移り行く世界の中で存在することの不安の表現を探求している。13歳のとき、ニューヨークに移住し、アメリカやヨーロッパを旅し、さまざまな建築、音楽、美術に出会ったことが、アーティスト・画家として独立するきっかけとなった。
帰国後も素材の研究と実験を続け、市川の代表作のひとつ、線香で和紙を焦がしてイメージを描く「Scorch Paintings (線香画)」シリーズを発表。ソーシャルメディアの画像を模した「Scrape Works」シリーズでは、同様のコンセプトから派生しつつも、絵の具を使い、レイヤー/スクレイピングのプロセスを用いることで、抽象的で掴みどころのない記憶の本質を、素材を通して表現する方法を探求し続けている。
最近の展覧会は、VINTAGE BROWN(PURPLE、京都、2023年)、murmur(A/D Gallery、東京、2022年)、TV(NADiff Gallery、東京、2022年)など。