茨城県ひたちなか市、阿字ヶ浦海水浴場に、3つのミューラル (壁画) が完成
本企画は阿字ヶ浦ミューラルプロジェクト実行委員会が主催、そしてen one tokyoのプロデュ ースのもとに行われたパブリックアートプロジェクトとなっており、2021年10月末、イタリアを拠点に活動する日本人アーティストTWOONE (トゥーワン)による3つのミューラルが茨城県ひたちなか市、阿字ヶ浦海 水浴場に完成。
長く美しい海岸線を持つ阿字ヶ浦海水浴場沿いに建つ救護室、公衆トイレ、資材倉庫の3つの建物には地元 の空と海の美しさを象徴するようなブルーで地元の花や鳥、魚など様々なモチーフが描かれています。 アメリカ、ドイツ、フランス、オーストラリア、カナダ、カンボジア、インドなど世界中の様々な場所で、ミ ューラル制作を行ってきたTWOONEは、地元の人たちとのコミュニケーションや滞在生活を通じ、その土地 土地で拾い集めた情報や、その場所に根付くモチーフを見つけ、そこにあるべき絵をミューラルとして残している。
それは地元に生息する動植物に留まらず、阿字ヶ浦海水浴場に昔存在した風景などにも及ぶ。 本プロジェクトでは海水浴場に昔存在した、今は無い桟橋の写真を地元のサーファーから見せてもらい、それを壁画の中に残すなどもしている。
◉ TWOONE プロフィール
1985年生まれ、横浜出身。現在イタリア・モリーゼ州サンテリアアピアニシを拠点に活動。アメリカ、フ ランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストラリア、スイスなど、世界各国で大規模な壁画を制作し ていることでミューラルアーティストとして知られているHiroyasu Tsuri (通称TWOONE)。ストリートか らインスピレーションを得た彼の作品はそのキャリアの中で進化を遂げ、現在はペインティング、ドローイング、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、映画、サウンド作品なども手掛ける。
Instagram:@t_w_o_o_n_e
「自分にとってミューラルは、人と場所と文化や伝統を壁画を通したコミュニケーションツール。その土地の人 やモノからインスパイアされたものをコンセプトに制作してます。ミューラルというメディアが持つ意味や影響 力がすごく感じられるプロジェクトだったと思います」