Spotifyで200万再生、YouTubeで100万回以上の視聴回数を残しているUKミュージシャン 『Jacko Hooper』
- INTERVIEW
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共通に敬愛するアーティスト、アイルランド出身のDamien Riceをきっかけに知り合う事ができたJacko Hooper。彼の心地よい歌声とメロディーはどこから生まれてどこに向かうのか。
–音楽に興味を持ったきっかけを教えてください
音楽に対する興味を掻き立てるものは、私が普段から取り組んでいる活動そのものです。
私が音楽活動という旅をスタートするにあたって、一度もこれといった決断をしたことがないんです。これまでもずっと日常的に音楽へ取り組んできたような気がします。
–影響を受けたアーティストは？
おそらく友人や両親の影響が一番大きいと思います。音楽的に影響を受けたアーティストを挙げればキリがないのですが、私を最もインスパイアしてくれるのは周りの人や物です。私は、個人の実経験にもとづいた曲を作ることしかできないですし、周囲の人々や物事によって自然に創作意欲を掻き立てられているのだと思います。
–Jacko Hooperさんのモットー（好きなフレーズ）は？
Own your shit. – Stop making excuses.
(自分の行動に責任を持つ、言い訳をやめる）
–一番幸せを感じるのはどんなときですか？
ステージ上に向かって歩いている時、最初のコードを弾く直前がおそらく一番幸せです。この瞬間は、大好きであるのと同じくらい苦手な瞬間でもあるのですが、「何かをしている」「生きている」ということを実感させてくれるのです。正しさも間違いも全て同時に感じられるこの瞬間は、病みつきになります。私のなかの一部がこの感覚を常に追いかけているのだと思います。
そして、言わずもがなですが、私の飼っている猫も幸せを感じさせてくれます。
–音楽活動以外で、興味を持っていることがあれば教えてください。
私はサッカーの大ファンです！ニューカッスル・ユナイテッドFCが大好きであり、嫌いでもあります。（いろいろな事件がありましたので…）
それから、植物学者になってみたいです。自分で育てている植物たちが大好きですし、建築にも興味があるので楽しんでいます。
–日本に対してどのような印象をお持ちですか？
私はこれまで日本を訪れたことはないのですが、友人が何人か日本へ足を運んだことで来日したいという気持ちがますます大きくなりました。
幼い頃からMUSEの大ファンとして育ってきた過程で、オンラインで鑑賞したいと思っていたライブが全て日本で開催されていたことをよく覚えています。たくさんの観客によって生まれるエネルギーが伝染する様子は、まさに自分自身がずっと経験してみたいと思っていたものです。私が作る音楽はモッシュが起こるようなものではないのですが、そういった場所でのパフォーマンスを通して人々と音楽的に繋がることは今でも大好きです。
また、日本の文化は魅力あふれるもので、どうやら私がこれまでイギリスで知り経験してきた文化とは大きく異なっているようです。人生において必ず日本を訪れるつもりです！
–新型コロナウイルス流行による厳しい状況を経て、Jacko Hooperさんご自身の気持ちにどのような変化がありましたか？また、音楽に対する考えに変化などはありましたか？
皆にとって厳しい状況が続くなかで私は多くの課題を抱えていました。音楽的に、この期間はこれまでの認識を大きく変えるものでした。これまで当たり前だと考えてきたこと、特に音楽ライブやコンサートに参加する必要性が、人間生活をうまく営み機能させるうえで自分にとって最も大切なこととしてあまり強調されなくなってきたのです。
ライブやコンサートでの繋がり、そしてその繋がりがもたらす感情のはけ口が再び当然のことだと捉えられることは無いでしょう。ライブ会場でビール片手に友人を待ち、ステージへ進みパフォーマンスをする、そんな瞬間が私には必要です。
–最後に、Blazevyの読者の皆さんへ一言メッセージをお願いします。
私は読者のみなさんが元気に変わりなくこの期間を過ごせることを願っています、そしていつの日か日本でみなさんにお会いできますように。コンサートでは地球上の誰よりもロックを楽しむという精神を忘れずに、いつの日か一緒に盛り上がれることを願いましょう。イギリスからみなさんの幸せを祈っています！
Jacko Hooper
Jacko Hooperの心地よい声とメロディーをお聞きください。癖になるメロディーはシンプルでありながら力強い美を放ちリスナーの心を癒しへと導きます！
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WRITER
Kazohara Tatsuya
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